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適正露出は大切か?

ホームページ用に撮影していたのに、露出を間違ってしまった2枚(以下に表示:クリック すると拡大)で、 デジタル撮影の思いこみを正してみたいと思います。

メディアから画像を引っぱり出したときには、また取り直しか....
とへこんだのですが、失敗も有効に使って見たいと思います。

f/22
f/4

被写界深度で採り上げた、露出を失敗した写真をもう一度示します。

被写界深度を利用したボケの解説用に撮影したものですが、今度は露出に注目 してみてください。

左、f22 での撮影が適正露出です。(表示するディスプレイ等で白く飛んだり するか、もしくは暗くみえるかもしれません。)

一般に、デジタルで撮影したら、すぐに消すことができて、失敗しても photoshop などのレタッチソフトで修正すれば元通りになる、といわれますが、 果たしてそうでしょうか。

右のオーバー気味の写真を左の適正な露出で撮影した像に修正してみてください。

別に、photoshop のような高価なものでなくても、freeware のレタッチソフト などで十分です。(実験するには十分と言う意味です。)

簡単なトーンカーブやカラーバランスの調整だけでは、決してもとの露出には もどらないはずです。

特に、中央の花の花びらが白く飛んでしまっている部分は、最初からディテールが 潰れてしまっているので、復元そのものが不可能です。

熟練した方が、パスやレイヤーを使って本格的に修正すればある程度似た状態には もどると思います。しかし、もはやプロの仕事のレベルで、もの凄く複雑な工程の 積み重ねになることは間違いありません。

素人が趣味で撮影する場合は、失敗しても特に困ることはありませんが、 適正な露出がいかに大切かを分かってもらえるとありがたいです。

レタッチソフトは確かに便利なツールです。

しかし、それは失敗した写真を修整するものではなく、適正に撮影された写真、 あるいはイラストなどを加工して新たなイメージを想像するためのソフトウェアだ ということです。

撮影は撮影そのもので、きちんと撮る必要があるのです。 私の失敗が、写真撮影への見直しに役立ってくれたらありがたいです。

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